縞馬は青い

縞馬は青い

映画とか、好きなもの

雑誌をつくりました

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雑誌をつくって文学フリマで売りました。Web販売もしてるのでぜひ覗いてみてください。

vacanceszine.theshop.jp

「心のバカンス」を追い求める独立系カルチャー雑誌。創刊号では編集発行人がとにかく好きな人や気になる人に寄稿を依頼し、エッセイから現代川柳、怪談、旅行記、マンガ、小説まで極めて多彩な表現が集まりました。
また、定期的にYouTube生配信をしている夏目知幸さん×高橋翔さんや、『M-1 2022』3回戦の動画でも話題の忘れる。へのインタビューを収録。巻末では僕たちバカンス編集部が、「これぞバカンス」という映画や音楽をレビューしています。

 

■Staff
編集・発行|原航平+上垣内舜介
デザイン|岸田紘之
■A5変形(W135mm×H220mm)、本文86ページ
■2022年11月20日発行
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■目次
<インタビュー>
夏目知幸×高橋翔|つかずはなれずの距離感で 僕らのまんじがためは続く
忘れる。|伝染していくトランス状態

<寄稿>
島口大樹|僕の生活 [エッセイ]
暮田真名|仮着陸 [現代川柳]
深津さくら|つれかえる [怪談]
kiss the gambler|沖縄旅行記 [旅行記
ナカムラミサキ|ハイ・シティ [マンガ]
今泉力哉|グレースケール [小説]

<巻末コラム>
原航平|多幸感 起き抜けに
上垣内舜介|電気イルカはポルトヨーロッパの夢を見るか
森美和子|くらげ
僕らのバカンス特集(編集部がレコメンドする、バカンスを描いたカルチャーたち)

表紙イラスト|中山望
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敬愛して止まない今泉力哉さんに短編小説を書いていただいたり、『鳥がぼくらは祈り、』でこの人の本は一生読んでいきたいと思った小説家の島口大樹さんに生活についてのエッセイを執筆いただいたりしています。『VACANCES バカンス』というタイトルなのに余裕がなくてブログすら書けなかった。

5年前に新卒でライターになってから、さまざまな文章を書いてきました。でもそのどれもが自分でないといけないものではなくて、何かこれまでの実績について自己紹介するときに「どこどこの媒体で書きました」とか、「〇〇さんにインタビューしました」としか言えなかったこれまで。それでもぜんぜん満足してたしそのすべてに自分が書いたものだという納得感はあったのだけど、ずっとどこかに自分で何かを作れたらいいなという思いがあった。自分がつくった、自分が書いた、自分が編集したと胸を張って言えるもの。そう思えるものをちゃんとつくれていまは純粋に感激している。同僚のライターである上垣内舜介さんとデザイナーの岸田紘之さんと一緒につくったのだけど、やっぱりひとりでは何もできなかったと思う。

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文学フリマがとにかく楽しかった。人を前にして自分がつくったものを売るというのが初めての経験でうまくいかない部分も結構あったし、最初の一冊が売れるまでめっちゃソワソワした。でも結果的に沢山の人に手に取ってもらえて、知り合いも来てくれて、会ってみたかった方々ともお話できた。5時間しかないから店番を順番に交代して他のブースを回る時間も確保しておくつもりだったのだけど、ブースを離れるのが嫌すぎました。誰が来てくれるかわからないので。結果的にお会いできなかった方もいたようなのですが、またいつかお話できるといいなあ。来年5月28日の次回の文フリも出す予定です。なんというか、冗談ではなく生きがいがひとつ増えた感じがする。

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