縞馬は青い

縞馬は青い

映画とか、好きなもの

コロナになって3日ぐらい経って、ちょっとずつ大丈夫になってきた。かなり熱も出たけど、いまは喉がずっきーんと痛いくらい。ここまででいちばん怖かったのはかかりつけのクリニックに行ったときだった。他の病院がどうかわからないのだけどそこは疑いのある人に対しては外にあるテントで診察をするタイプのところで、先生も完全防備。それ自体は当然だと思うのだけど、その外のテントで、ひとりベンチに座って微風の扇風機を浴びながら、50分近く待たされてしまったのだ。炎天下ではないからめちゃくちゃ暑いわけではなかったけど、外だからそれなりに暑かった。体温も39度近くあったし。お金を払うときに「暑いですよね…大丈夫でしたか?」と看護師さんに言われてヘラヘラしながら「大丈夫です〜」と答えた過去の自分が頑張りすぎていて今はめちゃくちゃ怒っている。いや、実はそんなに怒ってないかもしれない。ようわからん。

リコリス・ピザ』早く見たい。試写とかの評判を聞いてると格別に面白いらしく、監督のポール・トーマス・アンダーソンは僕もフェイバリットのひとりなので(特に前作の『ファントム・スレッド』が大好き)、自分の前の席に座っているカルチャーフリークの同僚に監督の過去作を見て予習しましょう!とか言って意気込んでいたのにその同僚ともども病に侵されてしまい、映画の日である7月1日の夜に取っていたチケットは無駄になった。無駄になったチケットは他にもいっぱいあったけど、すべて代金を払わずにキャンセルすることができた。

せっかくだから『ストレンジャー・シングス』見るぞぉと意気込んだものの、一度見たことがあるシーズン1を復習する途中でコロナの怠さもあって中断してしまった。さいきんとんとドラマが見れなくなった。パンデミックが起きた世界を描いた『ステーション・イレブン』というSFドラマもU-NEXTで見進めていたのだけど、10話中5話見たのに最後まで見るのが億劫になっている。最後らへんがめっちゃ面白いらしいし、「自費出版のマンガ」が物語を動かすキーアイテムになっていたり面白いところはあるけど。謎が謎として提示され続けるのではなく、ちょっとした違和感が積み重なっていく宙吊り状態に僕は身を任せたいのだ。とか言ってみる。