縞馬は青い

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映画『未来のミライ』はファンタジーではなく、単なるくんちゃんの妄想物語だ

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ああいう「おもしろい家」で暮らしてると、創造力というか、妄想が止まらないんだろうな。これはファンタジーというよりも、(単なる)「くんちゃん」の妄想物語なのではないか。


だから未来のミライちゃんが「いきなり」現れることに理由なんていらないし(というよりもまぁ、自分の思い通りにいかないことが起こると妄想の世界に逃げちゃう感じですかね)、大きな物語に展開していかないのも“等身大のお話”として受け取ることができる。


僕はこの映画を観て、幼稚園とか小学生くらいの自分を思い出してしまったのだ。一人遊びが大好きで、小さな家の中に大きな世界を創造(想像)してしまうあの無邪気さ。今はもう失われてしまった、その子供心をこの映画は思い出させてくれる。


都合が悪いと妄想の世界に逃げてしまうという点で、くんちゃんはダメな子かもしれない。でもこの映画は、現実に向き合うまでをしっかり描いている。(自転車に乗って人と向き合う。親に迷惑をかけないように青いズボンを履き続ける。ミライちゃんと笑い合う。など)


別に、現実に向き合う(要するに少し大人になる)ところも描く必要はないと僕は思うけど、そこは物語としての筋を通しているといえるだろうか。(一方で、ほとんど成長していないじゃないか! と批判する観客がいても、それはそれで子どもらしくていいと思う)


僕はこの映画、好きです。心が踊りました。

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